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加工困難な「UNS N06002」による高精度レトルトパイプ製作。

Client
工業炉メーカー
Release
2025.09
  • 工業炉用レトルトパイプ

工業炉用レトルトパイプ製作。他社が敬遠する難加工材「UNS N06002」を高精度に仕立てる西鋼の技術。

難しい加工こそ私たちの出番。 厳しい精度要求と徹底した品質証明をクリアし、お客様から信頼を得たエンジニアリング。
工業炉メーカー様より、熱処理炉の心臓部となる「レトルトパイプ」の製作をご相談いただきました。 使用する素材の特殊性と求められる精度の高さから、加工先が限られる難案件です。

西鋼のソリューション

難加工材「UNS N06002」に挑み、厳しい公差をクリア

今回使用した「UNS N06002」は、優れた耐熱性と耐酸化性を持つ反面、極めて硬く加工が難しいことで知られるニッケル基合金です。 本案件では、単に形にするだけでなく、パイプの「真円度」および「真直度(まっすぐさ)」において非常に厳しい公差(許容される誤差の範囲)が求められました。 私たちは独自の加工技術と徹底したプロセス管理により、この高いハードルをクリア。歪みのない、極めて高精度なパイプを実現しました。

妥協なき品質管理:全線PT検査と厳格な証明書対応

工業炉という過酷な環境で使用されるため、製品の「健全性」にも一切の妥協は許されません。 溶接部分については、微細なキズも見逃さないよう、すべての溶接線に対して「PT(浸透探傷試験)」を実施しました。 さらに本案件では、製造工程のあらゆる記録書や品質証明書の提出が必要とされました。これは業界内でも求められる頻度が少ない、非常に緻密で大変な作業です。 しかし、西鋼はこうした厳格な書類対応も、お客様の安心のための重要な品質の一部と捉え、妥協なく揃えて提出いたしました。

「西鋼に頼めば、形になる」という安心感を

加工の難しさに加え、検査や書類手続きの煩雑さから、多くの企業が二の足を踏むような案件です。 しかし、私たちは高い技術力と誠実な姿勢でこれらをやり遂げ、お客様から深い信頼をいただきました。 「どこに頼めばいいかわからない」という難加工の課題に、西鋼はこれからも正面から応え続けます。

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